その②鉄欠乏性貧血の治療をする|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談

前回⇒その①変性痛による発覚|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談

子宮筋腫が発覚したときに受けた血液検査で貧血を指摘され、治療を受けることになった

子宮筋腫の場合、生理が重くなり出血量も増える症状のせいで貧血になる人が多いらしい

私の場合、生理は普通だし昔から家族みんな貧血なので遺伝による体質だと思う

どちらにせよ望ましくない状態なので、すぐに治療が始まった

※以下はあくまで個人の体験談であり、治療においては適切な資格を持つ医療従事者の助言を求めてください

貧血の判断に重要なヘモグロビンとフェリチンの数値

貧血は赤血球に含まれるヘモグロビンの値が基準値を下回っている状態

ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を持つので、貧血になると酸素不足で息切れやめまい、疲れやすくなったりと様々な不調が起きてしまう

また、フェリチン値は体内に貯蔵されている鉄の量を示す

貧血の多くが体内の鉄が不足することで赤血球の中に含まれるヘモグロビンが作れなくなることによって生じる「鉄欠乏性貧血」だそう

私の場合どちらも低く、特にフェリチン値が基準値よりかなり低いと言われたので、鉄不足が原因で貧血が起きてしまっているようだ

当時の数値はヘモグロビンが8.3g/dl(基準値11.6~14.8g/dl)

フェリチン値は10ng/ml未満だと治療が必要と言われたが、この時点で5.0ng/mlしかなかった

ちなみにヘモグロビン値が正常値でもフェリチン値が低いという「かくれ貧血」の状態もあるらしい

通常、貧血でなければ血液検査でフェリチン値までは調べることがないので気付きにくいとか

鉄錠剤を処方されるも副作用が酷く合わない

処方されたのは錠剤、さっそく飲み始めるも吐き気に悩まされるようになった

鉄剤で気持ち悪くなるのはよくあるらしい

薬を変えてもらったりといろいろ試したけど吐き気が出てしまい、どうしても合わない

先生に相談して市販の鉄剤を試させてもらうことになった

病院の鉄剤の方が効果あると思うけど飲めないものは仕方ない

吸収性の良い非ヘム鉄

鉄分には動物性の「ヘム鉄」と植物性の「非ヘム鉄」の2種類があり、ヘム鉄の方が吸収性が良いとのこと

肉や魚をあんまり食べないから鉄不足になったのかなあ

いろいろ口コミを調べてディアナチュラのヘム鉄を飲み始める

副作用のむかむかするような吐き気も出なかったし、1ヵ月500円程度と安いので無事に続けられた

加えて赤身の肉や魚、ほうれん草など鉄分の多い食べ物を意識的に摂るように心がける

マルチビタミンを一緒に飲んで正常値に

しばらく飲み続けても効果がいまいちだったけれど、マルチビタミンも一緒に摂るようにしたら半年かけてヘモグロビン、フェリチン値どちらも正常値に入るようになった

鉄の吸収率を上げる何かのビタミンが不足していたのかもしれない

飲んでたのはネイチャーメイドのスーパーマルチビタミン&ミネラル

鉄分の過剰摂取は体に良くないと聞いたので、貧血が改善した後はマルチビタミンだけにしてヘム鉄サプリは終了

その後は食事や生活に気を付けていたのもあって、手術を受けるまでは貧血になることはなかった

体質だと諦めていたけど無事に貧血から脱却!

私の場合、偏食なのもあって栄養不足だったのかも

手術で大量に血を失ったので術後の今はまた貧血になって点滴の治療を受けている

これからどうなるかなあ、改善しなかったらまたヘム鉄サプリ試してみよう

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