前回⇒その②鉄欠乏性貧血の治療をする|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談
子宮筋腫が見つかってから数年
手術をしても再発のリスクがあるし、特に困る症状がないので定期検診を続けながら様子を見ていた
1番大きな子宮筋腫が10cmを超えたあたりから手術を勧められていたが、飼っている犬が高齢だった為に伸ばしてもらっていた
面倒を見てくれる人はいるけど、万が一何かあったら後悔してもしきれない
そうこうしているうちに筋腫はすくすくと成長し15cmを超えた
目次
大きな子宮筋腫のせいで腎臓が腫れる
その頃から時々、大きな筋腫がある方のお腹の中で針でつつかれたようなチクチクという痛みが走るようになる
最初に変性が起きた時のことを思い出し、冷や汗が出た
⇒その①変性痛による発覚|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談
幸い、前のような激痛には至らずちょうど1週間後に予約していた診察で先生に相談
いつものエコー検査だけど今回はやたら脇腹~背中側を念入りにぐりぐり調べられる
必死で堪えたけどあまりのくすぐったさに笑いが止まらない私と「うーん」と呻きながらぐりぐりを続ける先生
地獄のような時間が終わり診察室に戻ると「腎臓が腫れている」と告げられた
筋腫が大きすぎるために尿管が圧迫されて腎臓で炎症が起きているのだろうとのこと
チクチクとした痛みはそのせいか、また変性が起きているかのどちらかだそう
どちらにせよエコー検査だけではわからないので、その場で予約を入れて数日後にMRI検査を受けることになった
MRI検査の結果|子宮筋腫と水腎症
MRI検査を受けて数日後に結果を聞きに行く
結果は「水腎症」だった
大きすぎる筋腫が腎臓から膀胱に尿を送っている尿管を圧迫してしまい、おしっこが上手く流れなくなって腎臓が腫れてしまっている状態だそう
画像で見せてもらうと巨大筋腫が臓器を押し潰していて変形しているのがわかる


おしっこが出にくくなったりむくみなどの症状が出るそうだけど、私の場合むしろ変わらずトイレが近すぎて困るほどだった
筋腫で膀胱が圧迫されて頻尿になることがあるらしいけど、私は小さな頃から頻尿人間なので筋腫の影響かはわからない
それでもとにかく、腎臓が炎症を起こしている状態が続くのはまずい
よく腎臓を悪くすると元に戻らないと聞く
今まで生活に支障をきたすような症状が何もなかったから手術を待ってもらえてたけど、もう逃げられない
腹をくくって手術を受けます、と先生に告げた
開腹手術までの半年間レルミナ錠を飲むことに
私の場合、筋腫のサイズが大きいのと数が多すぎるので腹腔鏡手術は受けられず開腹手術となる
このままだと傷が大きくなりすぎるので半年間レルミナ錠という女性ホルモンを抑制する薬を飲んで小さくしてから切るらしい
副作用が出やすい薬のようで怖くなったけど、半年間生理が来なくなるのは嬉しいなあ
生理中に飲み始めないといけないとのことで、ちょうど生理3日目だったその日から飲むことになった
とりあえず1ヶ月分出されたけど薬局で1万弱のお会計で目をむく
た、高い…この間MRIでも1万弱かかったばかりなのに
半年間飲む予定だからレルミナだけで5万超えることになる
こんなに払って効果なかったら泣いてしまう、頼むから小さくなっておくれよ
次は実際に半年間レルミナを飲んで起きた副作用や、最終的にどれだけ小さくなったのかついて書く予定(つづく)