30代でビッグサイズの筋腫を含め30個以上の筋腫を取り除く手術を受けた
手術は子宮筋腫核出術という子宮を残したまま筋腫だけを取り除く方法で、入院期間は8日間
前回の入院するまでに準備したことに続いて、今回は実際に持って行ったものや、持っていけばよかったものをまとめた
手術も入院も初めての経験だったので当時は何もわからず調べすぎて頭が痛くなるほどだったが、その経験が誰かの役に立てたら嬉しい
(気持ちが入りすぎてかなり長くなってしまったので、ぜひ目次を利用してゆっくり読んでください)
目次
入院時の荷物はバッグかキャリーケースか
子宮筋腫の手術だと、大体1週間~10日程度の入院になる
悩んだけどいろいろ調べたり先輩に聞いて、普段使ってる無印良品のリュックと図書館用に買ったトートバッグ、折りたたみのエコバッグに詰めて持ち込んだ
実際に入院してみるとバッグ派とキャリー派どちらもいて割合も半々って感じ
キャリーは運びやすいし容量が多いけど、荷物をとるとき床に置いて開かないといけないしお腹切った後にしゃがむ動作がきついなと思った
バッグは行くとき重かったけど分けて分担できるし、ベッドや収納棚に置けるから荷物を取り出しやすく、帰りに畳んでまとめられるのがよかった
病院から指定された持っていくもの
- 診察券、保険証
- お薬手帳
- 同意書など各書類
- 印鑑
- 歯磨きセット
- シャンプーやコンディショナー、ボディソープ
- 洗顔料や石鹸
- 保湿剤
- ヘアブラシ
- お箸とスプーン
- コップ類
- かかとのある室内履き
- マスク
- 下着類
- ボックスティッシュ1箱
- ナプキン
- 内服薬
- 眼鏡、入れ歯、補聴器
病院によってはパジャマやタオルだけでなく日用品や洗面用品などもセットでレンタルできる病院もあるらしい
続いてリストからいくつかピックアップして補足を書いていく
タオルやパジャマ
有料だがタオルと入院着はレンタルしたので割愛
自分で持っていくと荷物がかなり多くなるし、コインランドリーはあるけど術後はとても洗濯などする余裕ないので病院のレンタルを利用するのがおすすめ
(私の入院した病院はタオルと入院着セットで1日200円程度だった)
自分で持っていくなら傷に響かないように、パジャマはワンピースなどゆったりとした服を
携帯用の歯磨きセットとすすぎ不要の使い捨て歯ブラシ
カバーとミニ歯磨き粉がついた携帯用歯ブラシセット
10日程度であれば付属の小さな歯磨き粉だけで足りると思う
また、術後はベッドから全く動けないので水の要らない使い捨て歯ブラシが役に立った
歯ブラシ、フロス、舌クリーナー、爪楊枝、ミントジェルの1本5役
歯磨きに行けなくてもベッドの上だけでさっぱり出来るのは本当に助かった
シャンプー&コンディショナー、洗顔料兼ボディーソープ
シャンプーとコンディショナーは使い切りのサンプルが家に溜まっていたのでそれを持って行った
かさばらないし詰め替える必要がないのと、濡れた容器を管理する手間も省ける
あとは泡で出るタイプの全身シャンプーを持って行って洗顔料とボディソープの兼用にした
入院当時はレルミナ錠のせいでホルモンバランスが乱れて肌が敏感に
安心のミノン、かつ低刺激な赤ちゃん用を選んだので肌荒れぜず傷にも沁みなかった
ボディタオルを持って行かずに済むし、お腹の傷も直接触らず優しく洗えるので泡タイプは本当におすすめ
お箸、スプーン、コップ
全て使い捨てのものを100均で購入、割り箸とスプーンは衛生面を考えて個包装タイプにした
フォークは迷ったけど持っていかなかったし要らないと思う
食器を洗う為には洗剤やスポンジを持って行く必要があるし、共用の洗面台で洗うことになるので10日程度の入院なら全て使い捨てにするのがおすすめ
コップは210mlで25個入りだったプラスチックタイプと、たくさん入ってて気軽に使える小さな紙コップを持って行った
ただ私の入院した病院では、共用の洗面台に使い捨ての紙コップが備え付けられていて自由に使えたのでプラスチックのだけでよかったかな
あとお湯が使える病院なら、耐熱紙コップを持っていくと紅茶などの温かい飲み物が楽しめる
保湿剤
普段使っている化粧水や乳液、ボディクリームなど
私は10年近く肌断食をしていて顔も体も同じ保湿剤1本で過ごしているので、普段使ってるセタフィルの小さいボトルだけを持って行った
大部屋だと香りが強すぎるのは迷惑をかけそうだったので無香料なのも◎
ブラやパンツなどの下着類
職場の先輩にアドバイスをもらってショーツは大きめの使い捨てパンツをAmazonで購入
綿100%の使い捨てるにはもったいない程しっかりとした生地で履き心地も柔らかくてよかった
術後の出血などで汚れても気にならないし、お風呂に入る時に処分すればいいので帰りは身軽に
普段履くようなサイズだとお腹の傷に当たって痛いので大きめにして正解
使い捨てじゃない普通のパンツでも着古してゴムがゆるゆるになったやつがいい
(退院の時に新調したパンツを履いて帰ったら途中で痛すぎて着替えることになった…)
ブラジャーは苦しくなりにくいユニクロのブラトップのようなカップ付きのキャミソールやタンクトップがおすすめ
入院着は前がはだけやすいので、ブラトップなら少し見えちゃっても下着感がなく安心
私は普段からユニクロのブラトップ派だけど、いつものジャストサイズだと体調が悪い時に苦しく感じたからアンダーゴムがないタイプにすればよかった
あと手術日~歩行許可出るまではどうせベッドから出られないし、術後で心も体も余裕なんてなかったからノーブラで過ごしたけど何の問題もなかった
不織布マスク(サージカルマスク)
面会時や院内を歩く時に不織布のマスクを着用するルールで、飛沫拡散防止効果が低い布製やウレタンマスク不可の病院が多い
病院にはいろいろな人が来るし、特に術後は抵抗力が落ちているからマスクは必須
かかとのある室内履き
100均でクロックスみたいなサンダルを買おうと思ってたら、かかとのあるタイプと指定があった
転倒防止の為にかかとありじゃないとダメらしい
院内の売店でも売ってると言われたので診察ついでに見に行ったら値段が高い上に色が派手なのしかなかったのでAmazonで購入
履き心地よく、かかとを潰して履ける2WAYタイプなので普段はさっと履けて便利だった
生理用ナプキン
術後に出血する可能性があるので必要
足りなかったら売店でも買えるので夜用、昼用共に4、5枚ずつくらいでいいと言われた
(私は術後の出血がなかったので結局1枚も使わず)
内服薬
飲む必要のある内服薬があれば忘れずに
私は筋腫を小さくするレルミナ錠を入院当日分まで処方されていたので、忘れないよう前もって財布に入れておいた
ないと困る必需品
病院のリストにはないけど必ず持って行った方がいいもの
- 飲料水
- 各充電器
- のど飴
- 現金
- 帰りの着替えや靴下
飲料水
病院によってウォーターサーバー等の給水器が設置されている所もあるみたいだけど、私のいた入院棟には販売機のみだったので飲料水は自分で用意した
薬を飲むので水がベスト
私は500mlのペットボトルの水をスーパーで買って入院予定日数分(8本)持って行ったけど、ものすごく重くて後悔
割高だけど院内のコンビニで買えばよかった
食事の際に温かいお茶を注いでもらえたのと、歩けるようになってからはジュースとか買って飲んでたから最終的に水の消費は6本で済んだ
のど飴
これは絶対に持って行った方がいい必需品
全身麻酔で手術する際、口から酸素注入の管が入れられるので喉を痛める可能性があると事前に説明を受けていた
私も術後は喉がヒリヒリ、イガイガしてやたら痰が絡むような詰まり感があった
喉の痛み自体は大したことないんだけど、お腹を切っているから痰を出そうと咳払いをしただけで傷に響いてすごく痛い
むせて咳が止まらなくなった時は痛すぎて涙が出た
(くしゃみや咳をする時はお腹の傷を手で抑え、片手で机とかベッドの手すりを抑えると痛みを減らせると後で看護師さんが教えてくれた)
喉の痛みは3日くらい続いたが、飴をなめていれば痰や咳が格段に落ち着くので手放せない
ただでさえ院内は乾燥するので、どうかお気に入りの飴を持って行ってほしい
私はカンロの「珈琲茶館」が好きでずっと口に入れていた
歯磨き後でも口にできるノンシュガーなのに甘くて癒されるし、コーヒー飲みたい欲も満たせて気分転換にもなった
現金
入院費やコンビニでの支払いはクレジットカードOKだったけどテレビカードの購入や駐車場代は現金のみ
冷蔵庫の使用料にもテレビカードを使うので利用予定があれば持っていく
万札は使えなかったので千円札に崩しておく必要がある
持っていって良かったもの
持って行ったおかげで入院生活がぐっと快適になったグッズ
- 除菌シート
- ボディシート&デリケートゾーン用ウェットシート
- 保湿用リップ
- 耳栓
- イヤホン
- 拭き取り化粧水とコットン
- 卓上ミラー
- クリアファイル
- 持ち手のあるビニール袋
除菌シート
術後はベッドから動けないので手を洗いに行けない
食事前に手指の消毒をしたり気になるところを拭いたりと使用頻度は高かった
ボディシート&デリケートゾーン用ウエットシート
術後でベッドから動けずお風呂に入れない時に使用
大部屋なので無香料かつ刺激になるメントールが入ってないシートをチョイス
ちょっと大きめで拭きやすく、軽く体を拭くだけでもさっぱりとしてよかった
ドライシャンプーも買おうかと思ったけど大部屋だからスプレー音が気になるし周りに影響ありそうだから、全身シートで頭皮を中心に拭くだけに
寝てるだけであんまり汗をかいてないからか髪のベタベタはそんなに気にならなかった
あと入院中は急に内診が入ることがある
デリケートゾーン用のウエットシートがあれば、診察室に行く前にトイレでさっと拭けるので持っておくと安心
保湿用リップ
院内は夏でも冬でも空調の関係でとにかく乾燥する
放っておくと唇が荒れてしまうので保湿力の高いタイプがおすすめ
耳栓
夜中でもナースコールや電話の音が結構するので、例え個室でも耳栓はあった方がいいと思う
大部屋なら加えて他人のいびきや寝言、歯ぎしり、昼間は面会の声などそれはもう多種多様な音に囲まれて生活することになるので耳栓はマスト
イヤホン
動画を見る時に使用
体調が悪いけど寝れない時はスマホの画面を見るのもしんどいので、横になってラジオやYouTubeの雑談配信、Amazonのオーディブルを聞いていた
耳栓代わりにもなるし大部屋でも音漏れしにくいので遮音性が高いインナーイヤータイプがおすすめ
拭き取り化粧とコットン(洗顔シート)
術後はベッドから出られないし歩行許可が出たとしても、お腹を切っているので顔を洗う為に屈む姿勢は傷に響いてとても痛い
拭き取り化粧水ならベッドの上でお手入れ出来るし、汚れとか角質は十分取り除けてさっぱりしたので持って行ってよかった
私は肌弱いので買ったのはちふれの拭き取り化粧水
普通肌の人ならパックするだけで洗顔から保湿まで完了のオールインワンタイプだけでもいいかも
卓上ミラー
鏡は共用の洗面台にしかない
自立するタイプだと両手があくので髪を整えたりスキンケアの時に便利
持ち手のあるビニール袋
100均で購入、退院してから洗濯する服を入れたりゴミ入れにしたり、荷物を分けたりと何かと使うことが多かった
持ち手があると縛ったりS字フックにかけて吊るしたり出来る
あると役に立つ便利なもの
他ので代用出来たり、なくてもまあ大丈夫だけどあると便利なものたち
- ドライヤー
- 延長コード
- ストローやストローキャップ
- アイマスク
- 筆記用具とメモ帳
- ヘアクリップや髪ゴム
- S字フック
- ゼリー飲料やカロリーメイト
- ふりかけ
- メッシュバック
- たためるマイバック
- バックライト付きの置時計
- カーディガンなど羽織るもの
- クリアファイル
ドライヤー
病院から借りられるけど、お風呂のたびに忙しそうな看護師さんに声をかけるのは気が引ける
あと貸し出してくれるドライヤーだとパワーが足りなくて、ショートの私でも乾かすのに時間がかかったので自宅から持ってきてもらった
延長コード
コンセントがベッドから少し離れたところにしかなかったので必要だった
スマホとiPadを同時に充電することもあったので複数口の延長コードを購入
ストローやストローキャップ
術後はお腹の傷が痛むので体を起こすのに苦労するが、ストローがあれば寝たままやベッドにもたれたまま飲み物が飲める
100均に個包装タイプが売っているからそれで十分
ペットボトルにつけるストローキャップは使い捨てじゃないけど、手術直後で頭を起こすのもしんどい時の助けに
アイマスク
大部屋だと夜は消灯時間にならないと真っ暗にはならないし、個室でも大部屋でも夜間にある見回り時の懐中電灯の光で起きてしまうことがある
それに体調が悪い時など明るい時間に眠りたい時もあるのでしっかりと光を遮断できるアイマスクがあると安眠できる
立体型だと光漏れがないし目を圧迫しないのでより快適
ヘアクリップや髪ゴム
普段、髪をとめていたり結んでいる人は入院中もあった方が快適に過ごせる
あとロングヘアの人は手術のときゴムでひとつにまとめるよう言われていた
筆記用具とメモ帳
いろいろ書類にサインする機会があるので必要
ただ黒のボールペン1本あればこと足りるしなんなら借りても良い
メモ帳は落書きしたり考えを整理したり、コンビニ行く時や院内を散歩したりと外出する際にひとこと書き置きを残して出かけていた
S字フック
どの体験談でも「マスト!」と書かれている定番
手術直後のベッドから全く動けない時期でも、よく使うものをバッグや袋にまとめてベッドにS字フックで吊り下げておけば困らない
私も100均で購入したけど病室の収納が十分だったのと、必要なものをまとめていた袋を術後に取ってもらうだけで済んだので結局1個も使わなかった
ゼリー飲料や野菜ジュースなどの栄養補助食品
同じ病室で私以外の人は術後に食欲がなく食事がとれないようで、ゼリー飲料や野菜ジュースなどを買ってきてもらっていた
術後は高熱が出ることも多いので、しっかりとした食事が喉を通らないかもしれない
ゼリー飲料や野菜ジュースがあれば手軽に栄養が摂れる(常温保存OK)
術後は便秘しやすいから食物繊維が摂れる野菜スムージーもおすすめ
ふりかけ
過去に入院中の実際の食事をいくつか載せたが、白米の量が多め(女性の私でも190g)
病院食のおかずは薄味でお米が進むタイプではないし、私は白いご飯のみで食べられないタイプなのでふりかけが欲しかった
特に術後のどんぶりいっぱいのおかゆ時期は何か味付けがないと本当に厳しい
メッシュバック
お風呂に行くときのシャンプー類や保湿剤を入れて持ち運ぶのに使った
メッシュなので通気性が良く濡れたものを入れても気にならない
タオルも入れるなら少し大きめサイズを選ぶと◎
たためるマイバック
行きは軽い荷物を入れて、入院中は院内コンビニへ行くときに使った
たためるタイプだと帰りはコンパクトになって邪魔にならない
置時計
病室には時計がないので時間を確認するためにはいちいちスマホで確認しないといけない
私は普段からこまめに時間を確認して動きたいタイプだから、時間感覚がわからなくなるのが思ったよりストレスで、次は絶対持っていこうと思った
カーディガンなど羽織るもの
空調の関係で病院は夏でも肌寒い時がある
サッと羽織れるものがあれば簡単に体温調節が出来て便利
私はいつも着てるユニクロのパーカーを持っていったけど、ホコリがつきにくいし、くしゃっと丸めてもシワにならず良かった
デカフェのディーバッグなど
お気に入りのティーバッグを持っていくと温かい飲み物が飲めるので入院中の癒しに
術後の体に優しいカフェインレスの飲み物がおすすめ
私も入院中の楽しみに持って行ったけど、入院棟にお湯を沸かすものがなく飲めなくて悲しかった
他の方の体験記を読むと給湯室や給湯機があったりとお湯が使える病院は多いようだったけど、念のため確認した方がいいかも
クリアファイル
入院中は同意書の控えやスケジュール関連など思ったよりたくさんの書類をもらう
クリアファイルにまとめたり種類ごとに分けておくと後で混乱せず整理できる
娯楽用品
最初こそ忙しくてバタバタするけど、歩行許可が出て回復し始めたあたりからは何もすることがなくて時間を持て余すようになる
退屈だと時間の流れがやたら遅く感じるし傷の痛みに意識がいってしまうので、暇な時間を潰せるように娯楽グッズは十分に用意した方がいい
とはいえもう荷物は増やしたくなかったし、幸い入院棟はWi-Fiが完備されていたので持って行ったのはiPadとKindle専用端末だけ
特にiPadは動画を見たり雑誌を読んだり絵を描いたりと大活躍だった
Amazonのプライム会員特典で映画やアニメ、ドラマが見放題だし電子書籍の本も読み放題
映画を観たり雑誌や漫画を読んでいると時間が経つのが本当にあっという間だった
30日間お試しで無料体験ができるので、入院中から安静期間まで楽しめる
Kindle専用端末は持っていくか迷ったけど、iPadを長時間使うとブルーライトで目が痛くなったり頭痛がするようになったから持って行ってよかった
バックライト付きで真っ暗な時間でも目を痛めずに本や漫画が読めるから、消灯後に寝付けないときや朝方に目が覚めてしまった時のおともに
本が好きでアマプラに加えKindle Unlimitedという電子書籍読み放題サービスや、音声で読書を楽しめるAudible(オーディブル)の聴き放題プランにも入っているので、入院中たくさんの本が読めて嬉しかった
やっぱり何かに熱中していると時間があっという間に過ぎるし傷の痛みを少し忘れられる
趣味のものとか時間を忘れて楽しめるものをぜひ持って行ってほしい
以上、入院中の持ちものリストまとめでした
少しでも参考になる部分があれば幸いです
長く続いた体験記もこれでいったん終わり、次からはいつものブログに戻ります


























