初めから読む⇒その①変性痛による発覚
たっぷり8時間寝て起床、晴れやかな気持ちで歯を磨き顔を洗う
立ってるついでに病棟の端の大きな窓がある場所へ
朝陽を眺めながら昨日リハビリの先生にアドバイスしてもらった通り軽くストレッチをした
ベッドに戻ったあと首が下を向かないように気をつけながら、漫画を読んだ後は首と肩を念入りに伸ばす
朝食後はすぐ全身のストレッチをして歯磨きついでに病棟内を軽く歩いた
確かに軽く体を動かした方がずっと体調が良い
動いたおかげか血圧も術後初の90台に乗った
さすがプロのアドバイスは参考になる、退院してもストレッチと軽い散歩は続けよう
※あくまで個人の体験談であり、治療においては適切な資格を持つ医療従事者の助言を求めてください
目次
入院費と高額療養費制度
最後の朝ごはん

苦手な牛乳まできっちり飲んで完食
9時過ぎに手続きが始まると聞いていたので荷造りを終えておく
10時までには退院できると聞いていたので迎えをお願いして待っていると、事務の方が来てくれて請求書をもらう
マイナ保険証を使ったので自動的に高額療養費制度が適用されるからとんでもない金額にはなっていないけど、やっぱり現実に戻されるよねえ
タオルや入院着をレンタルしていたのと会社に提出する診断書代、食事代を含めて限度額+1万4千円くらいでした
(レンタル代と食事代は限度額に含まれないので注意)
術後初の体重測定
薬ないのかな?と思ったけど特に何も言われず、10時にお迎えが来たので看護師さんに声をかけて退院
ちょうど手術翌日に担当だった看護師さんで「本当に元気になりましたね!あの日すごくきつそうだったからよかったです」と自分事のように喜んでくれて嬉しかった
病棟を出る前に体重を測る
あんなに大きな筋腫をたくさん取ったのだからさぞかし体重が減っているのだろうと思ったら、なんと入院前より増えていた
病院のごはんが美味しくて毎回完食してたのと、コンビニでの買い食い効果で取った筋腫の分以上に増えたらしい
レルミナの副作用で痩せすぎてたから健康になったということにしましょう
関連⇒その④レルミナ錠40mgと副作用|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談
退院してすぐ病院から電話
会計して1週間ぶりに外に出るとすごく暑くてすっかり夏の空気になっていた
久しぶりに直接浴びる太陽の光のせいか、見慣れた景色がやたら眩しくて白昼夢を見ているようだ
病院を出て家に向かってると病院から着信があって何かあった?と慌てて電話に出るとやはり薬を受け取らないといけないらしい
退院時間過ぎても薬剤師さん来なかったから薬なしだと思っていたよ…(トラブルあって到着が遅れたそう)
そのまま病院へとんぼ返り、薬あるかどうかちゃんと聞いておけばよかった
入院中にも飲んでた痛み止めの薬と胃を保護する薬が2週間分出たので受け取って今度こそ帰宅!
家族との再会
スーパーに寄りしばらく分の食材の買い出しを済ませた後はいよいよ犬たちの待つ我が家へ
お世話してくれた人が動画を毎日送ってくれたから無事なのはわかってるけど、こんなに長い間離れたことがなかったから入院中は毎日心配でたまらなかった
興奮させないようにさらっと帰ろうと思ったけど、顔を見た途端に涙があふれて思わず抱きつく
本当に無事でよかった
久しぶりに嗅ぐ匂いと、私に顔を押し付けて叫ぶように鳴く愛犬の姿に胸がぎゅっと締め付けられてその場から動けなくなった
寂しい思いさせてごめん
放心状態のまま犬用ベッドで一緒にくっついてぼーっとする
しばらくすると安心したのか2匹ともスヤスヤと寝てしまった
当たり前の日常に戻れた嬉しさ
私は最後の力を振り絞って動けるうちに荷物の片付けと洗濯、家の掃除をおりゃーっと済ませる
長い時間立ってると傷が痛くなってくるので、途中横になって休憩を挟みながら家事をこなす
退院後の生活が心配だったけど意外に動けるものだなあ、家事とか日常生活は問題なさそう
綺麗になった家の中で会社の先輩からいただいた美味しい紅茶を淹れてひと休み
やっといろいろ終わって無事に帰ってこれたんだ、という安堵がじわじわ込み上げてくる
まだちゃんと傷はふさがってないし、貧血の問題とか通院も残ってるけど当たり前だった日常に戻れたことが今は何より嬉しい
犬の散歩と体力の低下
その日の夕方、犬の散歩に行ったら15分くらい歩いたところでお腹の傷が痛すぎて歩けなくなった(普段の散歩は40分)
やっぱり長く立ちっぱなしで動くときついなあ
息もすごく上がるし体力もかなり落ちてるみたい
たった1週間の入院でこんなに体力が低下してしまうのね
ベンチに座って少し休むと回復、早く前みたいに戻りたいな
疲れと安心感で夜はぐっすり寝れた
仕事は1か月の休みをもらったのでゆっくり療養することにする
退院したばっかりだけど、2日後は貧血治療のための点滴を入れに病院へ行く予定(続く)