その⑪入院7日目(手術後6日目)|多発性巨大子宮筋腫開腹手術の体験談

最初から読む⇒その①変性痛による発覚

6時前に目が覚めて歯磨きや顔を洗った後にすぐ痛み止めを飲む

昨日より体は楽だし痛みも酷くはない、たった1日だけどちゃんと回復してるのを実感できた

夏なのですでに日が昇って明るく、6時を過ぎると同室の人もごそごそ動き出す

大部屋だと同室の人と交流とかあるのかなと少し憂鬱だったけど、みんな気配を察し合って移動してる感じだし、カーテンも締めきってる状態なのでほとんど顔を合わせなかった

たまたま会うことがあってもペコリと会釈し合うくらい

入院中は1人で静かに過ごしたかったから干渉してこないタイプのメンバーで助かった

トイレに行くついでに少し歩いて病棟の端にある大きな窓のところへ行き、朝日を浴びると嬉しさが込み上げてくる

やっぱり自由に歩けるっていいなあ

体調も良くて朝ごはんを食べながら早く回復するように今日もたくさん歩くぞ、と気合十分

しかし食べ終わったあと急に悪寒が襲ってきて頭がクラクラ…なんだこれ〜

寒気とめまいで気絶するようにダウン

真夏だというのに歯がガチガチと鳴るほど寒い

耐えがたい眠気に襲われたのでそのまま横になり布団を体に巻き付けて寝てしまった

食器を下げられたのも気付かず熟睡していたらしい、9時過ぎに診察に来てくれた先生の「あれ?大丈夫?」の声で目が覚める

朝食後に寒くなったこと、頭がクラクラして気絶するように寝てしまったことを説明すると

「術後でまだ貧血酷いし血圧も低いから午前中は体調悪くなっちゃうよね〜、その上食事して消化しようとお腹の方に血が集まっちゃって脳貧血起こしたかな」とのこと

熱も高くないし、傷診てもらったら炎症なく綺麗だそうでとりあえずは安心

歩くのも大事だけど体調悪いうちは無理せずちゃんと休むよう言われたので、午前中はそのまま寝ることにした

午後から回復して階段の昇り降り自主練

お昼の時間になり起きたらだいぶ気分が良くなっていた

しかも今日は大好きな唐揚げだ、嬉しい!

昼ごはんを食べたあとは驚くほど体調が回復して元気いっぱい

なるべくたくさん動いていたくて病院内をしばらく歩く

そういえばリハビリの先生が明日は階段の昇り降りが出来るかチェックすると話していたなあ、と思い出して自主練することにした

階段は手すりなしでも全く問題なし、痛みも気にならないし順調だ

少し疲れてきたのでコンビニへ

すっかりお気に入りとなったフルーツジュースを買って、窓辺のソファでゆっくりと読書を楽しんだ

血液検査の結果|鉄剤点滴続行か輸血か

夕方にお風呂に入ってひと休みしていると先生が今朝に採血した血液検査の結果を持ってやって来た

相変わらず貧血が酷く数値はほぼ改善されてないんだけど、下がってはいないから引き続き鉄剤の点滴で様子を見ることになり輸血は免れた

鉄剤の点滴は1週間空けないといけないから退院後に行うとのこと

夕飯を食べたあとにまたコンビニへお出かけして豆乳をゲットし動画を見ながらのんびり過ごした

明日の診察とリハビリ次第で退院できるか正式に決まる

大丈夫だとは思うけど、今朝の体調悪化のことがあったから少し不安で緊張しつつ眠りについた(続く)